貧困弁当

これを「貧困弁当」と呼ぶことにした(税抜228円)

 自宅近くのスーパーマーケットにある弁当コーナーを通りかかったら見つけた商品の話。
 税抜228円(税込246.24円)の焼売弁当と唐揚げ弁当。見えてないけど、同額でアジフライが1枚乗ったアジフライ弁当もあった。メイン自体が冷凍食品で、付け合せもなく、頑張ってふりかけたであろう黒ゴマが哀愁漂わせる。俺はこれを「貧困弁当」と呼ぶことにした。
 「日常の食い物が・・・(どんどん悪化していく)。」と妻Y.I.が最近良く嘆いていることを思い出す。これ買っちゃオシマイだよ。
 貧困が近くまで、目に見えるようになって迫ってきている。日本が貧しいのか、この地域が貧しいのか。それとも、俺の心か。
 眼の前にあるものが禍々しく思え、足早にこの場を去ったのだった。