非難轟々追加説明会

 今日はDX人材育成を目的とした社内学校(社内研修制度)の追加説明会があった。
 早い話が、カリキュラム途中で、卒業要件を追加してくるという暴挙だった。このまま過ごすと全40チームのうち、25チーム(62.5%)は不合格だという。さらにそこから個人の卒業判定も追加となった。このままいけば80%近くは卒業判定を不合格となるだろう。俺たち学生(社員)にとって、非難轟々の説明会となった。
 俺のチームはギリギリ及第点だったが、俺個人は現状だと不合格だという。俺が入学時に選んだコースは「本番またはダミーのデータを用い」、「ツールを選定し」、「データ分析した実績」が必要だという。話が急過ぎる。
 この社内学校は、実案件をベースに活動をしている。そのため、今までずっとお客さんに対して本番データを集める活動をしてきた。しかし、今回の件を受けダミーデータで割り切ることに決定。
www.ntt-at.co.jp
 そして、当初は研修で学んだGoogle Colaboratoryを使って*1Pythonによる機械学習を予定していた。しかし、これまた「ツールを選定して」という点に言及があるため、ツールの比較検討をしたそぶりくらいは出そうと、データ分析自動化技術「RakuDA」を利用することにした。NTTソフトウェアイノベーションセンタ(研究所)が開発した分析自動化技術。何がいいって、データの前処理が不要。RakuDAとGoogle Colaboratoryの比較表でも作ろうと思う。
 そして、ダミーデータを用いて重回帰分析による回帰予測をすることにした。データさえあれば、あとはRakuDAを使ってGUIで分析できるので非常に簡単。一旦今日時点で回帰予測まで実行することはできた。
 きっと、これらの体裁を整えれば卒業要件を満たすことになるだろう。たった半日で終わる、簡単な演出。なんだか、卒業要件を追加した結果、中身のない学校になってしまった気がする。
 これでいいのか社内学校。なんだか気の抜ける話なのだった。

*1:Google Colaboratory利用の様子は以下参照。 m-i-5.hatenablog.com