詫び文ゴーストライターの巻

 謝罪文を書いている。とあるトラブル対応支援で入っている案件のだ。お客さん先の会社宛で、支店の営業部長の名前で出すことになっている。
 もはや誰も全容がわかっていない経緯を、全員へのヒアリングからつなぎ合わせ、1つの文章にしている。分析も俺なりの観点だし、ついでに言えば今後の対策も半分くらいは見栄というか妄想というか。
 こうやって謝罪というものは行われるのか。記者会見などで見る光景の舞台裏を作っている気分。「このトラブルを乗り越えれば一回り大きくなる。」と周りは言うが、「それなら俺は未熟なままでいい。」と返している。冗談だと思われてしまっていて困る。本気で言っているのに。
 もうちょっと生産性のある仕事をしたいものだ。これだって誰かが(つまりは俺が)やらねばならないとわかっていても、そう思う。