マズイ酒

 夜は祝賀会だった。昨年度の取り組み表彰として受賞した組織表彰2件*1を対象にしたもの。
 表彰されることは大変喜ばしいことだが、どうも自分には違和感があった。それは、今回の会が埼玉県域が主体で開催されたことだ。この内1件は俺の部門の後輩H.A.がある商材を一元的に対応し、販売拡大を表彰されたものだった。そしてもう1件なんて、埼玉県域が絡んでいない部署間連携施策。こちらも俺の部門でほぼ活動していたもので、連携先も今いるメンバではない別の部隊だ。
 酒飲んでいる埼玉県域の人たち半分以上が、一体何でもって表彰されたのか理解できていないのではないだろうか。それなのに、我が物顔なのである。我々はお客さん扱い。この違和感は最後まで拭いきれなかった。せめて、同列の並びにして開催してくれれば良かったのに。
 また、幹部の誰もが、スピーチの最中に7月に行われる組織再編を不安がった発言をする。その組織再編をリードしている人間なのにも関わらず。途中、俺にも唐突にスピーチが回ったので、「今まで以上にお客さんに貢献できる。だから未来は明るい。」という旨で発言したのだった。俺は半年前から組織再編後の仕事をしているから、俺が明るい発言をして、皆を明るくするべきだと思ったからだ。
 祝いの酒なのか、やけ酒なのか、よくわからなかった祝賀会。久々にマズイ酒だった。

*1:授賞式の様子はid:M-I-5:20170614参照。