2015年の夏休み 4日目 -ウェルカムツーリング-

陸前高田市内にて

 夏休み4日目。今日は地元・栃木から学生時代の親友T.S.が仙台へ遊びに来てくれた。
 朝イチで俺の自宅に来てくれて、荷物を置いて宮城の海沿いをウェルカムツーリング。

上品の郷あいす屋さん : 道の駅「上品の郷」
 奇しくも2日前と同じ、三陸縦貫自動車道経由で河北I.C.から南三陸町を通るルート。今回は、「道の駅 上品の郷」にて休憩。ここの名物「しじみアイス」を無理やりT.S.に食わせる。
 東日本大震災関連で、被災した国土交通省の道路パトロールカーが展示されていた。これを見て「ジャンク品、1円スタート。」と表現したT.S.は、相変わらず冴え渡っていると確信・・・。そのボキャブラリ、やっぱり素晴らしい。

 つい2日前も来た気がする「南三陸さんさん商店街」。鉄板だし、昼食の場所としては丁度いいのだが、ここ最近よく来るようになった*1。今回もうに丼を避け、いくら丼を選択。T.S.は全部乗せの海鮮丼にしていた。満足してもらえたようで、良かった。
 南三陸町を含む周囲の被災地は市街地再整備の関係で盛土が真っ盛り。林・森の高さくらいまで土を盛っているため、海沿いや周囲が見渡すことが難しい。この風景の驚きは、現地に来なければ分からないだろう。余りにも大量の土なのだが、それを盛ったからといってまたそこに人を住まわせる気なのだろうか。俺には甚だ疑問だ。いかに地元人が元いた場所へ帰ろうとしても、無茶だと感じている。初めて見たT.S.は一体何を感じただろうか。

 そのまま国道45号線を北上。今回は陸前高田市まで足を伸ばした。相変わらず「ここは石油採掘地か。」と突っ込みたくなるような巨大なベルトコンベア。これにはT.S.も驚いたようだった。
 それと並べて写真を撮って、改めて同じYAMAHAの系列なのだと気付かされた。FZ1 FAZERとYZF-R1。同じエンジンプラットフォームを使っているだけに、余計似ている。乗っている人間も似たもの同士なだけに、バイクに人間的な何かを感じてしまう。走っていても、同じリズムで走る気持ちよさがある。つい2日前に「これだけ気が合って、人間のジャンルは同じでも、乗っているバイクは全然違うものだと気づく。」なんて記事に書いているだけに*2、変な気が回ってしまう。
 ラストは釜石市から釜石街道(旧国道283号線)を通り抜け、釜石自動車道、東北自動車道経由で仙台へ到着。正直迷い込んだせいで通った釜石街道。霧の中走り抜けたため、トンネルが真っ暗、視界ゼロだったのには2人して恐怖だった。晴れていても次回は走りたくないような、そんなトラウマルートだった。

遊食酒家 飛ん風村 - 勾当台公園/居酒屋 [食べログ]
 仙台到着後は着替えて仙台駅へ出て、J.K.と合流して「遊食酒家 飛ん風村」にて夕飯。学友同士、折角来てくれたT.S.を歓迎しつつ、酒を酌み交わした。
 4日目はなんだかんだ往復400km走りきり、ちょっと疲れ気味。

*1:Blogを振り返ってみたら、今回含めて今ままで6回行っていて、うち4回が今年。5月に1回、7月1回、8月は今回含め2回だった。一時期の「誰か来たら松島観光」状態である。

*2:詳細はid:M-I-5:20150809参照。