折衝力について

はし軒

 今日は福島市の事務所からN.K.が、いわきに来た。俺と一緒にいわき市内にいるN.K.のお客さんに会うためだ。なぜ福島市にいるN.K.のお客さんがいわきにいるのか、なぜ俺と一緒に行くのかを初め、もはや複雑過ぎて自分でも説明しづらい状況。とりあえず、一緒に行ったのだ。
 自画自賛を承知で経緯を話す。あえてこの言葉を使うのだが、今回は非常に高度な「折衝」が求められた。駆け引きの場において、会社員3年目のN.K.が、俺(6年目)を使ってくれたのは非常に嬉しいことだ。だが今回は欲した成果にはならなかった。数字で言えば(俺は)150点を求めて行ったのだが、90点で着地してしまった。N.K.が単独で行っていたら70点くらいだっただろう。
 N.K.としては(N.K.的な目標の)100点に近いと感じてくれたようだが、俺にとっては100点超えしないのでダメだと思えた。いわゆる100点を超えた50点分の存在。これが、いわゆる経験の差なのだと感じた。そして、経験差とはその人の力量が俺から見える時に、その人と共に過ごした場面で気づくのだと知ることができた。

はし軒 - 船引/ラーメン [食べログ]
 折衝を終えた2人は郡山へ移動することに。そんな2人の向かった昼メシはラーメン屋「はし軒」。ここは俺としては1年位ずっと行きたかったのだが、チャンスが無く通り過ぎていた店だった。師匠のS.O.がずっと推薦していて「いつか連れて行きたい」と言ってくれていたんだ。今回、N.K.と郡山へ向かうと聞きS.O.がぜひ行って来いと言ってくれたのだった。
 ずっと推薦するだけに確かに美味いラーメン。メシの経験値ではS.O.にはまったくかなわない。そして、仕事の経験も。ラーメンを食べながら、S.O.と俺ではどの程度折衝の力に差があるのだろうと思った。今日のような点数付けをしたら、500点くらい叩きだしてしまうのでは。次の目指すべきところは、自分より上手の人間との差を明確に気づくことだ。
 力不足と分析力について考えた、そんな1日。