三陸・下北ツーリング 2日目

浄土ヶ浜の闇は深い

 三陸・下北ツーリング2日目。昨日は宮古市内で1泊。今日は引き続き三陸海岸沿いを北上し、むつ市を目指す。ここから北は俺にとって未踏の地なため、すべてが初めてになる。

 宮古市で宿を取った理由の1つが、市内にある「浄土ヶ浜」。混みあう昼帯を避け、朝イチで見学。T.T.によるコメント「ホモはせっかち」よろしく、07:45前には到着。浄土ヶ浜ビジターセンターの08:00の開館を待って、周囲を散策してきた。

 天気も中々よく、素晴らしい景色を堪能している中、ハプニング。岩手県警が何台ものパトカーで来て、周囲をキープアウト。まるで火曜サスペンス劇場の舞台みたいだったが、なんと実際に水死体が発見され、周囲は一時騒然となった。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150501_35003.html
 ちなみに後日検索したが、ニュース記事になることはなかった。代わりに「新卒ガイド25年ぶり、笑顔の船出」なる記事を見つけることができた。久々のいい出来事に、水を差すことをためらったのだろう。報道の表と裏を感じ取った出来事の1つ。

 気を取り直して向かったのは岩泉町の「龍泉洞」。東北の5月とはいえ晴天でかなり暑く、涼をとって一休みできた。頭上の鍾乳洞と足元に流れる水流が、どちらも幻想的な雰囲気で、俺は鍾乳洞がとても好きになった。
 そしてここまでずっと海沿いだったが、龍泉洞の前後は県道7号線という山間部の道を走った。今までにない山並みと車両の少なさが、結構好みだったので印象深い。T.T.はゆったり走るようだったので、久慈市で合流するまで、1人先行させてもらった。

道の駅くじ やませ土風館 | 久慈市の観光と特産品の情報発信基地
千草 - 久慈/ラーメン [食べログ]
 次に立ち寄ったのは久慈市にある「千草」。昼メシである。「道の駅くじ」を散策後、徒歩で行ける美味い店ということでここに決定。アホみたいに並んだが、並んだ甲斐のある美味い店だった。この店の売りでもある鳥チャーシューは、ハマりそう。
 この後、T.T.の案内で「久慈広域農道」という道を通った。このツーリングにおいて走った道路で最も印象的だったのがこの道路。広域農道という存在を知らなかったこともあり、走りやすさと景色の良さに心底感動していた。こういう道路を知っているあたり、T.T.の全国を走った経験から学ぶことは多い。

青森県立三沢航空科学館
 次に立ち寄ったのは三沢市にある「青森県立三沢航空科学館」。男と言えば飛行機だろということで、安直ながら訪問してきた。スターリングエンジンの展示や、科学実験的な体験コーナーなんかが思った以上に楽しめた。

道の駅よこはま「菜の花プラザ」:山海すべてが自然色、小さな幸せをくれる場所
 三沢市も過ぎれば本格的に下北半島である。太平洋沿いから離れ、陸奥湾寄りでむつ市を目指した。途中、休憩も兼ね、「道の駅よこはま」へ寄った。この周辺は菜の花栽培が盛んのようで、走っていて嬉しくなるほどの菜の花畑を横目に北上することができた。

 本日の宿はむつ市内に取り、18:00を過ぎたあたりでメシ屋散策を兼ね街中をぶらり。八戸や三沢、恐山といった(有名だが)聞き慣れない土地名の看板に「遠くまで来たなあ」と思ったり、超個人的な2人の理由でNTTのむつビルを見学したり。

 繁華街も散策。歩けば5分圏内で回る広さの一角があり、いかにもな雰囲気を醸していた。思ったより歩いている人間が多いが、俺たちと同じ観光客のようだった。

村おこし酒蔵 どんどこどん
どんどこどん - 下北/郷土料理(その他) [食べログ]
 散策の成果もあり、選びに選んで入った店。店内が相当な賑わいを見せていた「どんどこどん」。さすがに昨日今日と結構な距離を走ってきており、疲れからビールが染みる。

 「活帆立貝浜焼き」や「いかわた陶板焼き」など、地元の特産品や名物料理を食べる。T.T.とも「昨日に引き続き贅沢のしすぎなんじゃないのか」なんて、自然に話の流れになる。それでも感動モノの美味さのため、止められはしないのだが。
 岩手県北の海沿いと、下北(まさかり)半島の柄の部分。ここで見て、聞き、感じたすべてのことが初めてで、すべての体験に感動と感謝をしつつ、2日目は過ぎていくのだった。