原発関係者

反対側


 ここは福島県楢葉町。その町役場前の国道6号線沿いを、俺は歩いている。楢葉町福島第一原子力発電所事故により、全町民が町から避難。そして、現在も町の大部分が避難指示解除準備区域に指定され、宿泊を制限されており、ほとんどの住民が町外で暮らしている町だ。
 意外なことにこの町の空間放射線量は、かなり低い。町役場のモニタリングポストで、0.08μSv/hだ。福島の住民に除染対象基準として認知されている0.23μSv/hの約3分の1だ。それほどまでに除染は進んだのだろう。
 だが、町を見渡しても、歩いている人なんてほとんどいない。たまに見かけるのは警官。車で走っているのも警官と、それに除染作業員や原発作業員ばかり。ほとんどがよそ者さ。そして、治安はすこぶる悪い。このBlogには書けないような風景と現実があり、そして数々の事件があるんだ。
 この町の現実を知っているのは、現地にいる人たちだけだろう。それは広義の原発関係者。俺は、その1人だ。