NHKクローズアップ現代


NHK クローズアップ現代
 大学時代の卒業研究が、NHKクローズアップ現代に取り上げられた。同期で当時の共同研究者で、今では社会人ドクターのT.A.が連絡してくれた。掻い摘んで言えば、若者の情報探索とはどのように行われているかを判明させるため、視線の測定器具を用い、図書館という環境で実験を行ったもの。
 時間にすれば10分強くらいのものだし、番組および教授が結論としたいポイントを彩る1要素でしかないのだが、当時の機材や環境・手法がそのまま用いられていた。まさか、5年も経って公に晒されるだなんて、思いもしなかった。
 写真に出ているヘッドセットみたいなものが、まさに測定器具である。この器具を扱えるのは当時、大学内で俺1人だった。俺はこの器具を使って可能な限り正確なデータを取り、T.A.がそれを分析・分類して結果としたのだ。実際はそんなに明確に役割が分かれていたわけではないが、2人で協力しながら、なんとか大きな成果を作った。俺は学会にも出たし、学部の歴史以来最速で論文をまとめ、指導教員からは伝説的とも言われた。このことは今でもよく覚えている。
 本当に短い時間だったのだけれど、大学生活という2年間の思い出の1ピースを、懐かしみながら思い返すことができた。来年は、母校の学祭に行こうと思う。