11年目を始めるにあたり、過去を振り返る

10年分

 今日からこのBlogは11年目に突入。野垂れ死ぬまで、散文駄文を吐き続けるつもりだ。しかし、その前に過去を少しだけ振り返ってみようと思う。過去10年分の今日をまとめてみた。

  • 1年目:2004年8月21日(id:M-I-5:20040821)

 朝、だみ声が聞こえて私の一日は始まった。考えずともわかる、父だ。今日は家の手伝いをすると言っていたので起こしに来たのだろう。2時間ほどの仮眠しか取れていないので気だるさが残るが、起きて飯を喰らう。私は朝"も"米派だ。朝からパンが出てきたら無視して外に飯を食いに行くほどだ。

 これがこのBlog初めに書かれた内容。まさかの起床とメシの話である。10年も前のガキっぽい自分が懐かしいやら恥ずかしいやら。しかし、今でも自我が強いところ、持論を振りまくあたりは変わっていない。それにしても、小説か、まるで・・・。

  • 2年目:2005年8月21日(id:M-I-5:20050821)

 瞬間的に100km/h以上出すのは公道でもよくあるけれど、高速道路だとそれが連続的で、普通になってきて、速度感覚が変わってくる。加えて真っ暗。これ以上速度をあげようとは思えなかった。

 多分当時付き合っていた彼女の家までバイク(NSR250R SE)で出かけたんだと思う。スピードと女を覚えた時期。人生のベースとなるような経験を日々積み上げていた。

  • 3年目:2006年8月21日(id:M-I-5:20060821)

 モタードという現在ではまだまだ曖昧なジャンルの車種のため、オン用を使っている人もいることはいる。街乗りオン用のほうが空力特性も良い。しかし、最近はRicky Carmichael(AMAナショナル・モトクロスの7年連続王者)に興味津々なこともあり、オフ系に手を出すことを決意。

 4台目のバイク(DR-Z400SM)に乗り換えることになり、ヘルメット買うかどうかでああだこうだと書きなぐっていた。前後日の日記では情報処理技術者試験の話題も出ており、趣味はバイク、学ぶのはITという方向性がはっきりと見えてきていた。

  • 4年目:2007年8月21日(id:M-I-5:20070821)

 前にも言ったけど、バイトするかなーって感じで、市内の求人散策。最近は外歩くのも暑くていやになるね・・・。

 人生で唯一したアルバイトはゲームセンターの店員。メダルコーナーのフロアスタッフだった。金を得ることの難しさ、社会の厳しさを学んだ、いい経験だった出来事。同時に学校の卒業を控え、遊びに精一杯になり、これからの1人暮らしへの期待にも夢いっぱいだった時期。

  • 5年目:2008年8月21日(id:M-I-5:20080821)

 1日抜けて3日目。昼休みが75分もあって、昼飯を駅前で食ってるんだけれど、今じゃ集中講義はそれだけが楽しみになってしまったわ。

 地理学の集中講義3日目の様子。この俺が大学生なんてやっていただなんて。それだけで驚きだ。しかも、文系学部だなんて、よく卒業できたよなあ・・・。

  • 6年目:2009年8月21日(id:M-I-5:20090821)

 某カレー屋に男5人ほどで行ってきた。某研究室はここ2週間ほど毎日カレーを食うという苦行を行っているらしく、それにのっかった形。しかしなぜカレー・・・。

 のんきに大学近くのカレー屋でメシ食っていた。就職活動も4月早々に終わり、ぶっちゃけ遊び呆けていた時期。また、大学では何人かの親友にも恵まれた。職と友人という大切な2つを得ることができた。

  • 7年目:2010年8月21日(id:M-I-5:20100821)

 入社以来、俺たちはすごい仲が良くて、他の同期からもうらやましがられていた。今までがそうなら、これからはもっと仲良くなれるさ。こういうお祝いができるだなんて、最高だよ。

 江ノ島まで同期旅行。会社に入って、東京支店に配属。半年間、ジョブローテーション研修という研修期間中だった。今でもこの旅行した同期たちは無二の親友だ。いろんな人と出会い、いろんな経験をし、会社員1年目としては最高の日々だったんじゃないかな。

  • 8年目:2011年8月21日(id:M-I-5:20110821)

 H.M.と2人。起きて「何するか」と考える。昨日の夜釣りがポシャった関係で、ノーアイデア、ノープランなのだ。

 中学時代からの旧友、H.M.と2人でお台場。フジテレビ抗議デモに参加していた。東日本大震災が発生し、岩手県の沿岸へ派遣されたことを覚えている。そして、この時期は下積み的な仕事が多く、地味な内容に不満が多かった。今では感謝しているが、当時はあまりいい感情ではなかったことを覚えている。

  • 9年目:2012年8月21日(id:M-I-5:20120821)

 馴染みの飲み屋の1つに顔を出した。相変わらず混んでいたが、カウンターに案内してくれた。マスターと適当に会話しながら、お通しを肴に生ビールを飲んで、2杯目でもうシメ。写真は2杯目。お吸い物はサービスだった。

 川崎という街に住んで2年弱。馴染みの飲み屋もでき、サラリーマンとしては半人前から抜けでつつあった。また、この日の直前の土曜日にお客さん先の緊急対応(落雷による全停電)をしていた。それがこの年の仕事上非常に重要な意味を持ったため、印象に残っている。一方で、疲れきった毎日に疑問を持ちだしたのも、この時期だった。

  • 10年目:2013年8月21日(id:M-I-5:20130821)

 境遇は違えど同い年、話は合うし、何より気楽だ。仕事は今までよりストレスフルだし、お互い家にはあまり帰れていない身だ。境遇としても同じようなもの。そりゃ話も弾むものさ。

 転勤し、仙台住まい、福島常駐生活な日々。現在に続く支店支援生活が本格化してきた時期。この日は同い年のメンバと酒を飲んでいた。福島からは、よそ者への強いリジェクトを感じ、やさぐれていた時期でもある。今では彼らの内側の、さらに中心部に居て、意見を言う側になろうとは。人の心を動かすのって、大変だけど、気持ちいい。

  • 11年目(今日)

 ちなみに今日はいわき拠点で会議に出て、出張から帰宅し、月の頭にAmazon.co.jpで買ったスーツケースを今日になって開封していた*1

  • まとめ

 ガキの小説から始まり、最後はサラリーマンの愚痴大会の模様まで。10年すればそりゃいろいろ変わるわな。果たしてさらに10年後には一体どんなことを書いているだろうか。全然わからないね。未来を見通す力が欲しい。それがきっと次の成長目標。

*1:購入時の内容はid:M-I-5:20140804参照。