カレンダーを眺めて、結論を出す日を定める(1人いわき近辺観光にて)

あぶくま洞近辺より


 1週間過ごした実家を後にし、帰仙・・・と思いきや、いわきへ*1。実は明日からの仕事に備え、このまま出張先へ行くのだ。水戸線常磐線を乗り継ぎ、片道3時間30分。鉄道オタクでもないのだが、今では乗り継ぎや乗り換えの調べ方はうまくなったような気がしている。
 ただ行くのも面白くないので、早めに実家を出て途中寄り道。途中のJR泉駅で降り、レンタカーを借りる。そして、返す場所はいわき駅前。そこまで決めて後はノープラン。結構本気な市場調査。さあ、どこへ行こうか。

 とりあえず定番、アクアマリンふくしま。仕事でいわきに訪れることが多い割には、地元の水族館は初めての訪問。きっと真面目に仕事しているということにしたい。ちなみにスパリゾートハワイアンズも未訪問。これは次回の楽しみ。
http://www.marine.fks.ed.jp/index.html


 鰯やマグロの群れが泳いでいる様子とか、餌付けされるアザラシや建設中の海辺の様子とか。他にも小魚や熱帯の水槽など、たくさん面白い場面があった。生まれも平野で、海に縁のない生活なせいか、夏休みの小学生ばりに楽しんだよ。
 見たこともない魚がたくさん。この水族館には洋物が多いような気がした。

 昼食はアクアマリンふくしま近く、小名浜地域の某魚介料理店。
 あえて書くのだけど、魚がマズくて食えたもんじゃない。食べていて悲しくなるほどの味には、驚きと悲しみしかなかった。これを復興支援だとして押し付けるのであれば、それは間違いだよ。

 次に行ったのは、「白水阿弥陀堂」。いわき市内にある、福島県内唯一の国宝。のんびりとした佇まい。こういう神社仏閣にありがちな日立製作所のスポンサーマーク。
 何も変わらないからか、のんびりとした人たち。同じ人間、同じ国民だということすら疑問を覚える。それは自分を攻める意味で。
国宝 白水阿弥陀堂

 1つだけ番外編。田村市にあるあぶくま洞へ。会社の先輩とする言葉遊びのため、ちょっとした観光程度だった。けど、実際行ってみたら、結構いいもんで、俺は1発で好きになったよ。冒険心がくすぐられるいい洞窟。ついでに言えば、売店のぶどうソフトクリームも最高さ。

 ただ、ここあぶくま洞にもモニタリングポスト。言葉よりも何よりも、見てわかる現実。ここまでの観光地、すべて放射線量が可視化されていた。こんなの報道されないし、されたくもない。決して風評被害という言葉を使う気もない。現実問題ヤバい場所もある。
 けどさ、東京の人間が見捨てた土地には、今でも生きてる人間がいるし、今でも見捨てちゃいけない現実がある。勘違いしないで欲しい。救う気もないし、救われたくもない。現実をちゃんと見据えて、儲かる商売を作ろうぜ、俺はそう思っているだけだ。俺は間違っているかもしれない。けれども、俺より間違っているやつのほうが多い。
 オチはどこにしよう。それを考えてもうしばらく経っている。結論を出す日も近い。

*1:21日まで。id:M-I-5:20140810時点で宣言済み。