メシと社協

メシと社協


 今日は下請け業者を連れて、とあるお客さん先へのデモおよび現地調査。
 午前中がデモだった。感触は相当良くて、俺は大満足だったんだ。そんな昼メシはお客さん先近くの小料理や「ふたば」にて。見た目は小料理屋なんだけど、出てくるメニューは完全に労働者のための大盛りメシ。建設作業員や除染作業員で溢れるこの町は、需要と供給の関係で労働者のメシを作る店が増えたようだ。実際店舗には多くの労働者が入っていて、満員状態。シンプルなおかずに、大盛りのメシ。これなら人気になる理由もわかる。ちなみに、一方俺たちサラリーマン集団といえば、4人食べて3人がご飯を食べきれず、残した。
 そんなこんなで店を出る。なんとなく生気が無いように見える店員が、労働者や俺たちよそ者を侮蔑しているような気がした。地元はこの小料理屋の変化を、どのように感じているのだろう。
ふたば - 広野/割烹・小料理 [食べログ]
 現実として、震災前より活気あふれる町になったが、それ以上に治安が悪くなった町。それは、作業員がこの町に多くとどまっているからかもしれない(断定はできないが)。治安の問題に俺は今まさに直結した仕事をしている。午後になって現地調査で町の中を歩きまわった。S.O.も合流して、5人で歩きまわった。そしたら、社会福祉協議会の人から不審者扱いされた。そりゃそうだ、怪しく見えるよな。
 昼メシがこの町のニーズの変化を示し、現地調査がこの町の課題を浮き彫りにしているようで、俺は少し考えさせられてしまった。