栃木を振り返る 2日目

まるで雪の回廊@第2いろは坂

 栃木旅行2日目。今日は日光方面に向かい、東照宮中禅寺湖見学の予定。
 雪の関係で県北はまともに走れるのか心配したが、日光東照宮はほとんど問題なくたどり着くことが出来た。除雪してある駐車場を探すのに手間取ったくらいだった。

 東照宮内部も相当な積雪で、なんとか歩ける程度に除雪されていた。
 写真ではわかりづらいが、建物のきらびやかな外装と雪のコントラストがとても映えて、より素晴らしい景色だと思った。幾度と無く訪れているこの場所だが、初めての雪景色はとても感動できるものだった。

 見ざる・言わざる・聞かざるの三猿で有名な神厩舎(しんきゅうしゃ)も屋根はものすごい積雪。よく倒壊しなかったと思った。
 何度も見ているこの施設だが、掘られた猿の模様は左から右へ、人間の成長の過程を表すものなのだと知ったのは、今回のことだった。人の一生を風刺するだなんて、随分と粋な彫刻だ。
日光東照宮: 神厩(三猿:見ざる・言わざる・聞かざる)
http://sat.cside3.jp/home/1/tra27-1-5.html
眠猫と猿の彫刻について
 新しい発見というのは、いつ見つけても嬉しいものだね。

 日光東照宮を後にしたら、次の目的地は中禅寺湖。しかし、雪の影響で上りしか開通していないということを、県庁職員からいろは坂に入る直前でアナウンスされる。引き返そうにも道がない。上りきってから、再度上りを通行止めにして下りにするらしいので、とりあえず上ることにした。M.T.に写真を撮ってもらっているが、上りの第2いろは坂であることがカーナビから確認できると思う。レンタカーでスタッドレス車借りておいて本当に良かったと思った。路側帯はまるで雪の回廊状態。ここまで積もっていたんだろう・・・。
 しかし、上ってみて愕然。中禅寺湖まで来れば多少は観光というか、そういう施設もやっているかと思ったら、上りきったら店は1つも開いてないし、こりゃ来ても仕方なかったということで車で軽くその辺を回って、下ることにした。

 上りの第2いろは坂、県庁職員に見送られながら逆走である。10代の頃から大好きな、第2いろは坂だが、公式な逆送なんて初めてだ。
 ここは2輪も4輪も、本当に走る楽しみを教えてくれた道だと思っている。俺の思考の1つに「道に育てて貰った」という概念がある。それは車社会の中で育ち、10代、20代の多くの機会で、道が関わる経験をしてきたからだと思っている。その概念の中で最も"背骨"として印象深いのが国道4号線国道50号線の2つ。そして、いろは坂は10代の危なっかしい時期に、心を作ってくれた道だと印象づいている。

 いろは坂の逆送は、上りの車両を止める関係とかもあって、走り出すまで結構時間が掛かった。なんだかんだと昼飯にありつけたのは15:30頃。
 日光といえば、ゆばかそばかと思い。今回はそばを選択。やっぱりこの辺のそば屋って外れなしだと思った。
とりっくあーとぴあ日光 | 絵と遊ぶ不思議体験ミュージアム
 日光最後の訪問先は、とりっくあーとぴあ日光。実はここ、俺も来るのは初めて。意外にも日光江戸村や、東武ワールドスクエアを始め、日光のテーマパークといったところに来たことがなかった。
 とりっくあーとぴあ日光は、トリックアートのテーマパーク。錯視を利用して、絵が飛び出すように見えたり、立体感を出したりしている。写真に収めるとそれが立体的に見える、面白い施設だ。

 写真はどちらも平面図を映したもの。陰影なども完璧に再現されていて、写真だけ見ると、本当に平面図なのか、見分けがつかないくらいだ。すごく面白い経験をしたと思っている。いつも来ていた日光だけど、まだこの土地には新しい経験が眠っているようだ。
 一頻り遊んだ後は、宇都宮に戻り、夕飯を食べた。そして、今日の最後は「Lion's Head」というアイリッシュパブに。

ライオンズヘッド 県庁前(ダイニングバー・バル)<ネット予約可> | ホットペッパーグルメ
Lion’s Head (ライオンズヘッド) - 東武宇都宮/パブ [食べログ]
 Lion's Headは昔によく来ていた店で、なんというか、オトナの象徴みたいな店だったんだ。ガキだった俺は、この店でスマートに酒が飲めることが、いかにもなオトナだと思っていた。
 今になって訪れてみれば、チープな感じのする店でさ。当時すごくオトナっぽかった店の雰囲気なんて感じられなくて、どこに行っちゃったのかって感じだった。実は店に来る前からそんな気はしていたんだけど、改めて店に行ってみて確信したよ。
 それは決して悲しい気持ちじゃない。俺が成長したから、この店のオトナの雰囲気は感じられなくなっただけなんだ。そして、もっと若い連中のための店になったというだけのことなんだ。きっと俺よりも若い連中には、この店のオトナな雰囲気をまだ感じることができるのだろう。それだけのことさ。
 俺を育ててくれた道と、俺にオトナを教えてくれた店を振り返り、そして1つの新しい発見と、1つの新しい経験をした。今日も素晴らしい1日だった。