担当忘年会

会話の無い某職場

 今日は担当忘年会だった。紹介しておくと、担当は担当部長2人を筆頭に担当課長5人がおり、社員だけでも合わせて60人強の部隊である。そこに10名程度の業務委託または派遣社員がいる。それなりの規模の部隊だ。
 ひとまず困った事態は朝から始まった。タイミング悪く、体調不良で3時間休を貰ってからの出社だったのだ。気分が悪く帰りたい面もあるが、司会を任されている以上無責任なことはできない。うちの会社は飲み会の仕切りが実業務にも反映されるので、ここは一発キメて株を上げたいのだ。
 時間になったらご挨拶。少しだけツカミでうまいこと入って、担当部長T.Y.の乾杯からスタート。その後、各課長グループごとに1名ずつ振り返り(面白ネタ)を話して貰う。うまく周りがヤジってくれたから、相当盛り上がった。加えて、事前に当人たちへの仕込み無しのどっきり新入社員挨拶。これまた緊張しまくった2人の新入社員が場を盛り上げてくれた。さらに、定番ビンゴゲーム。サンタ役の幹事を手伝う黒子となり、ひたすら玉を出して番号を読み上げていった。ちなみに15名分の景品を用意したんだが、5人いる幹事のうち、4人当たって大ひんしゅくを買う始末。勝負の世界は厳しいということで、問答無用で景品はもぎ取ったがね。最後は担当部長M.S.の挨拶でシメ。
 始めの乾杯をしたT.Y.がすごくいいことを言っていたことを覚えている。「普段、課長グループごとくらいでしか会話が無いように見える。隣の島の人がどんな仕事をしているか、どんなことを考えているか、いろいろ交流して、深めて欲しい。そして、職場全体で一体感を持って仕事をして欲しい。」と言っていた。確かにうちの職場は自課長グループ以外との会話が少ない。場合によっては課長グループ内でも、案件が違えば会話がほとんど無い。そんな職場になってしまっている。
 俺なんかは若手間の交流や過去の課長時代の人たちつながり、研修で会ったなどいろんな理由でいろんな人と話しをして、そこから広げていくので、それほど交流がないというわけでもない。しかし、年上の人たちほどそういうの交流が無いため、ひどい場合では自分の課長と案件担当者くらいしか会話しない人もいるくらいなのだ。実際、俺の場合だと、交流があってアドバイスを貰ったり、手伝って貰ったり、手伝ったり、いろいろいい方向に進んだ経験がある。それに、普段の職場で楽しくやるには仲間意識って非常に重要なものだと感じている。T.Y.はきっとそういうことを願っているんだと思った。
 通常、担当では開催しない*1忘年会も、無理矢理開いたのはそういう理由なのだろうとも思った。そして、こんな忘年会を開催することこそ、上司のいい"強制力"なんだと思った。実際、なかなか会話することがない人とも話ができて、とてもいい忘年会だった。より、みんなと仲良くなれそうだよ。会社の行事も、決して悪いことばかりじゃない。そう思えたのだった。

*1:例年だと、課長グループと、担当より上位の部門の2つが開催される。今回は3つ開催となる。