大阪旅行 3日目

水上バスからの風景


 最終日。怪しい商店街を歩く。ここはどこだ。怪しい立ち飲み屋には、怪しすぎるオッサンたちが朝から酒を飲んでいる姿が散見される。まるで川崎のようだ。

 たこ焼きが売っている。8個300円。安い。うまそうだ。

 ここは新世界。遅い朝飯としてたこ焼きをパクつきつつ、この街をぶらつくことから朝が始まったんだ。
 相変わらずクソ暑い。俺は汗だくだが、M.K.やK.I.は全然顔に汗をかかない。俺の体質か。それとも、関西と九州で、一方の関東と、出身風土のせいか。
 あまり言わなかったが、ここ3日間の大阪・京都の旅程、ホント暑かった。汗をかくのは嫌いじゃないが、それにしても関西の湿度はすさまじかった。

 「通天閣」、「ビリケンさん」、「たこ焼き」。この文字がイヤというほど目に付く観光街。一体ここは何の街なのか。
 しかし、リアルな面も俺はわかってる。観光エリアを少し外せば、怪しげなテキ屋、ワケありな雰囲気のするスナック、どんな商売かわからない有限会社のオンパレード。この街が「新世界」と呼ばれるだけの由縁を多く見知ることができた。川崎はこれほどに表側を健全に"見せよう"となっていないが、ほぼ同じような街であると、俺は認識した。
 帰り際、たこ焼きがハラに収まりきらないものの、先ほどの怪しい立ち飲み屋が並ぶ内の1軒に入り、3人でおでんを食いながら2.5日分くらいの振り返り。この怪しい立ち飲み屋も経験できて、とても満足。

 最後は新幹線に乗るため新大阪へ向かう途中で、水上バスへ乗車。「水都号 アクアmini」という湊町リバープレイスと大阪城公園を結ぶやつへ乗車。これが思ったより、楽しくて、3人で1番前を陣取り大興奮。

 繁華街と城が水路で結ばれているというのが、まさに古都を表す事実であると感動しつつ、なかなか味わえない珍しい角度の目線で大阪を楽しめた。

 道頓堀もこんな感じ。周りの注目を浴びるのは少し恥ずかしいが、仲間内でバカ騒ぎする分にはちょうどいい。

 3日間の旅程も終わり、帰路につく。3日間通して、大阪・京都を案内してくれたM.K.に感謝。所々ネタを織り込み、この旅を相変わらずな3人珍道中にしてくれたK.I.に感謝。昔のままのことがとてもうれしい。昔のままだけじゃないことが、とても楽しい。なんとなく出会ったんだろうけど、今じゃ俺たち、意志を持って仲間だと言い合える。こうやって満足できる時間を過ごせることが、とてもうれしい。俺は、こいつらと楽しめて、ホントうれしい。
 決して最適じゃないかもしれない。けど、いいんだ。こんな感じで。また一緒に何かしよう。俺たち、時間を贅沢に使える仲間だから。