そば録 -義務と常識-

 そば録11回目*1

 桜木町。17:47。「川村屋」。
川村屋 (かわむらや) - 桜木町/立ち食いそば [食べログ]
 JR桜木町駅の改札の向かいにある。初めて目にすると「青汁有ります」という旗が、売店っぽさを出す印象的な店。
 かけそば260円。みなとみらいへ仕事で出かけて、職場への帰りがけに寄った店。もはや、立ち食いっぽいファストなそば屋があれば反射的に店へ入ってしまう。慣れというよりも、義務感が先に立つ。これが人間心理の理由付けなんだろう。繰り返すことが常識になり、常識から考えて義務を生み出す。だけどもさ、この店、結構いい味してるんだぜ。義務感を感じながらも、幸福も感じてしまう。こんなの本当にやりたいことじゃないはず。
 「義務になってないか」と「いい味見つけた」って葛藤は、俺の思考空間では同じベクトル空間にあるからぶつかり合う。数学や物理学ではあり得ないはずなのだが、それでも理由無く納得して、葛藤してしまう。
 自然科学で育った俺だ。それが俺の常識のすべてだ。俺の常識を再認識して、そこから考え直してみよう。

*1:10回目はid:M-I-5:20120130#p1参照。