どうにもならんね

ある中華料理屋の風景

 08:00起床。きっかり起きた、頭痛で。ロクでもねーな。酔いも残っているし、午前中は使い物にならないと自覚する。
 とりあえず09:30から準備し、11:00から粛々と実験を行った。13:00からの分は無くなった。
 13:30くらいに昼飯を中華料理屋で食った。牛肉とピーマンのオイスターソース炒めを食べる。一体誰がこんなうまい組み合わせを考えたんだろう。できれば今度はもっと薄味にしてもらって、元気なときに食いたいと思った。この料理を食っているときにいろんなことを考えた。「俺が牛肉で、目の前の彼がピーマンだったら、この2つの素材を引き合わせたのは誰だろう」とか、「俺がピーマンだったら、誰が牛肉なのだろう」とか、「この2つは最高の取り合わせじゃないし、完璧に引き立て合うわけじゃないけれど、納得させるいい味してるよな」とか。人間の関係なんて思いの外奇妙なところから作られたり、壊れたりするもんなのだと考えさせられた。一緒についてきたニラと卵の炒め物はしょっぱすぎた。考える前に口に放り込んで消化してしまった。
 夕飯には蕎麦を食べた。貧しい家族について考えた。でもそれは、ここに残しておくにはあまりにも貧しいので、残さないでおくことにする。豊かさだけが真実なのだ。