歯並びの悪い街

Two Cut Glass

 品川にて。俺は前歯が八の字にへこんだ人間が嫌いだけれど、今回それと同じくらいに早稲田大学生が嫌いになった。彼らは自分たちが100点だと思っていて、さらに人に話すときに謙虚な"フリ"をして自らを95点と言い、謙虚な自分は100点を超えて105点や110点くらいのスコアを有していると思っている。実際は責任逃れと平凡な身長が得意な、腐ったフォーク歌手みたいなツラのオカマ野郎だというのに。
 ビル風が吹いているけれど、その下にいる人間達はまったく何も変わっていない。高いところから見下ろしたらただの汚れであって、低いところから見上げてみても風に飛ばされるコンビニのビニール袋みたいなものだ。掃除夫のほうが幾ばくか生命を感じるというものだ。
 大きなビルは揺れるだけ揺れて崩れたりはしない。そこには破壊ではなく、ストレスしかない。爆発しか起こらない。ユニフォームを着た連中は統制の取れない仕事をして、歯並びの悪い街に巣くっている。闇夜に紛れて帰るがいい。
 その長い通路は夢を捨てなければ歩くことができない。その長い通路を使うためには夢を語らなければならない。私は確かに見えていますか。ハロー。