昼の3時間待ちはつらい

Eye-Bee-M

 東京。午前中は飯田橋。09:35。ある外資系企業の適性試験。1時間枠で実質30分くらいの試験。勿体ぶって説明しているマイクを持った豚鼻女。それが余りにも華麗な豚鼻なもんで、ずっと眺めてしまった。そのおかげで試験の出来が上下したかというと、まったくそんなことはないけれど。つまり、そのくらい簡単な問題と、まったく難しい問題、その2極しかない試験内容だった。結果の行方はまったくわからない。大体この手の試験の判断基準すらよくわかってないんだから。
 そしてこの試験は1時間の設定なので早々に終了。次は13:30の2次面接。終わった時間が10:35。結局次の面接会場最寄りの駅まで行って、コンビニ飯を食い、コーヒー屋で2時間以上潰した。まったく、あの辺の連中は人がくつろいでいるところに、申し訳なさそうな顔もせず机の半分を持って行きやがる。それは2人用の小さなテーブルを2つ付けて大きなテーブルとしてる、コーヒー屋にありがちなテーブルだった。確かに算数としては半分持って行くのが道理なんだろうけれど、あの狭い店をさらに狭くするという点ではまったく道理が通っていない。
 それもイヤになってきた頃、2次面接会場に向かった。性格検査をしてから、面接官2人と対面。正直、「ウチの仕事、具体的に何やったことあるか知ってるかな?」という質問は快感だったね。コーヒー屋にいたとき偶然パラりとめくったパンフレットにあったことそのまま言ってやった。バイオインフォマティクスとかいう単語さえ出れば占めたモノだ。でも残りはひどいもんだった。質問してるほうも、されてるほうもわけのわからない単語を並べているようだった。うまく聞けてないし、返せてないことがお互いにわかった。ああもうそんなもんだった。
 同時間帯に面接してたライバル(仲間?)と一緒に帰った。成蹊らしい。最初"政経"のほうかと思って、学部なんて聞いてねーよと思った。けれど俺の知識不足を素直に恥じたよ。あの大学、首相だって排出してるんだからな、申し訳程度ではあるけど。まぁ帰ったやつも首相みたいな物言いするやつだった。別に偉そうとか使う言葉が同じってわけじゃないんだけど、雰囲気としてそんなもんだったんだよな。
 帰ってきてからは国際会議の説明会に参加。そして明日の試験のための対策。帰ってきたのは21:40を過ぎたくらい。そして夕飯を買い出して今食っているというわけだ。