夜に

ニンニクの芽の胡椒炒め

さわがしい街と音のしないあいつら
拾ったんじゃなく身近にあっただけ
かき集めてみたけどガラクタで
それほど大切なものはひとつもなかった


走るように見せつけている
宝の地図を見え隠れさせたりして
それは一番大切じゃない
疲れたフリをするのはヤメだ


いつのまにかまぼろしが僕をつつむ
心配したり慌てたりとかまったくしてない
怒ってもわめいてもって仕方がないから
静かに憎んで泣いているだけ


やさしい人にはなれそうもない
デタラメの夢があのときは確かに見えた


ごまかしはもうたくさんだ
いくら進んでも先の霧は晴れたりしない
ひとりで風に吹かれていようじゃないか
誰にも気づかれなくたっていいから