惜しみなく与う

暗い夜には慣れたもの
別に感傷的になることもなくたたずむ
いつもの灯りを自ら消しておく


こんな日に同じ日に
昔の灯りに自ら触れる
勝手気ままに輝くままに
ロクデナシの俺にも美しく見える


時間は平等に流れている
誰にだってそうだし
どの時間だってそうだ
俺にはもうそこまでしか言うことができないけれども


下を向いて歩くのはやめてくれ
そう言ったのは古い思い出になったのだろうか
今でも鮮明に恋い焦がれている
あのときと同じままいるのはむしろ俺なのだ


あいつが寄り添うように背中を撫でてくる
俺はそれを拒否して我慢をしている


暗い夜には慣れたもの
ただずっと感情的に泣き続ける
あのとき言えなかったことをずっと口にしたまま