New Motorcycle

そりゃー、できればこのカラーですよ。

 朝起きると、10:00を少し回ったくらいだった。ちょっと布団でうだうだしてから、遅い朝飯を食って、バイク屋に行く。新しいバイクを探して貰うためである。
 自分としては4st400ccを探して貰おうと思っていた。それと大前提として、フルカウル。しかし、店に行って、主人に希望の車種をいくつか挙げてみると、それは難しいと言われる。例えば、GSX-R400R、ZXR400R、VFR400Rなどは、現存していて、ある程度質のいいタマ数(車体数)が少なく、乗るのには現実的ではないという。それに、RVF400も伝えてはみたが、予想通り、以前として価格は高く、予算に見合わないだろうと言う。(RVF400は中古市場の400ccの中で、過剰に値段が高く、未だに上質車は新車並の価格で販売されている。)
 この時、「業者専門オークション」の機械を使って車体を探していた。このオークションは、業者しか入れないため、"信用"を重視する業者が多く、車体の傷やサビなどはシビアに見る。加えて、その店の人間ではなく、中間業者が見るので、クレーム対策などで、店が評価を低くすることを希望することはできても、騙すように評価を高くすることはできないのだ。
 ちなみに、システムとしては、それ専用の機械をネットワークで繋ぎ、インターネットオークションと同様に写真を載せる。それ自体は下見であり、実際には指定された日時、場所にてオークションが開かれるのである。
 色々とこの機械を見ていると、ネイキッドはどうかと勧められる。CB400SF、XJR400R、ZRX400など、一般的に"バイク"、"単車"と呼ばれる種類のバイクである。価格も質の割に安く、アフターパーツも多い。ただ、どうしても私には魅力的に見えない。ちなみに、教習所で乗る車種は中型免許がCB400SFである(時々、VFR400Kが出てくる場合もある。)。大型免許の場合はCB750である。
 一応、ストリート系やビッグスクーターも一応は見たが、まったくと言っていいほど、面白そうではなかった。ストリート系とは、モトクロスのようなバイクを改造したり、SRに代表される"古き良き時代"系のバイクを改造したりする分類。ほとんどが1気筒のエンジンである。道を走る、足に使うと言うよりは、ファッションの一部として見る物だ。最近の若い兄ちゃんはこういう車種がお好きだ。
 なんだかんだと回っていて、2st250ccも見せた貰った。この辺の車種は限られるので、NSR250R、RGV250Γ、TZR250R、RS250あたりをよく見せて貰う。外見だけならTZR250Rの後期型(3XV)が一番好み、メーカーで選ぶならRGV250Γなのだが、なんと言ってもNSR250Rの全体的な魅力、アフターパーツの多さには敵わない。価格的には中期生産型(MC21)あたりが丁度いい。というよりは、そのあとの後期生産型(MC28)は中古でも未だに50万以上がザラで、手がつけられない。
 結局、NSR250Rの中期生産型(MC21)で探して貰うことになった。いつ頃連絡が来るかはわからないので、とりあえず楽しみに待っておこうと思う。