多分タイトルにはガンダムネタが合いそうだが。

SH901iC

 ちょっと唐突だが、携帯を変えた。いや、正確には変えてもらっただろうか。
 機種は今月1日に発売されたSH901iCのレッド。初めてのNECではないメーカーの携帯。実際、ディスプレイをひっくり返すのは松下製のmovaが一番優れていると思うが、SHARPならではの液晶の美しさと、現在の主流メーカのボタン配置をふまえた中間色的なボタン配置はいい。movaSH506iCと比べ、角張っているのは好みの差ではあるが、ディスプレイを外側に向けて置いたときに使うボタンはFOMAに白星だろうか。非常に便利だし、通話もそのまま可能である。i-modeもそのままできる。
 びっくりしたのはメールフォルダのセキュリティ機能が、個別フォルダでできないこと。全てのメールフォルダにセキュリティがかかるのは、NECFOMAに慣れた人間にはつらい。調べたら、その機能を使うと、メール着信時に着信音が鳴らないという事もわかった。これは正直どうしようもなく、役に立たない。
 ただ、OS自体の軽快さは断然よかった。以前使っていた機種であるN900iが重すぎたと言った方が正確だろうか。使ってみればわかると思われるが、N900iの時間差はつらかった。あとはサウンドクオリティだろうか。ここまですごいとは思わなかった。イヤホン付けなくてもステレオしてる。すごいわかる。しかもサラウンド。あちゃー、すごいよ。
 前述したが、以前使っていたのはDoCoMoN900iのオレンジ。カメラは取り外され、ボディにはヒビ割れ、塗装はボロボロ、一年も使わずによくこれだけ汚したものだと思った。一応、動くことは動くので別に気にしていなかったのだが、周りの反応を見る限り、潮時感は十二分にあったのだろう。
 ただ、(最近は外面やらハードウェアの構造でNEC製も個性があると言えばそうだが)機能や形が他のFOMAと比べてオーソドックスな機体であり、アプリケーション系の動作も軽快。保存容量がDoCoMo製品が元々少ないとはいえ、その中でもより少ないということが気にならないユーザには、長く使う目で見れば一番優れている機体でもあった。かなの入力方式に「T9」が搭載されていて、意外と便利だった。ニューロポインタも賛否両論あるが、私としてはアリな機能だった。ただ、中央ボタンの堅さと、数字ボタンの形状から来る押しづらさはいかがなものかと思った。PCに慣れた人間である私にはとても便利だったタスク機能もよかった。マルチタスク可能なのだ、長文メールを読み返しながら返信することも出来た。しかし、残念ながら本当にOS自体が重かった。あとはボタンの大きさと形状さえ考えてくれたら最高に使いやすい基礎構造だった。
 そんな感じのいい加減レビューでした。